中信から近場の観光名所紀行・新潟県中越地方編

中信には観光名所がたくさんありますが、時々は県外に出て観光してみたい。それも一泊程度で帰ってこれるくらいの距離で・・・

そんな思いをお持ちのあなたに、今回の記事は中信から一泊二日で帰ってこれる距離の県外旅行情報です。当誌は一般的な観光情報マガジンとは異なりますので、グルメ情報満載の観光案内ではなく旅のスケッチ的な旅行紀行となっています。

今回は新潟県の中越地方です。

新潟といえば数々の自然の景勝地や日本有数の米所であることから豊かな食文化などで知られています。

上越地方は信州からごく近いことから皆様もおなじみの地域かと思いますが、そこから少し足を伸ばした中越地方についてはあまり行ったことがないという方もいらっしゃるかもしれません。

それでは、早速中越地方への県外旅行に出かけてみるとしましょう。

まず松本駅を起点にスタートするとしましょう。

松本駅から新潟へと大糸線で向かいます(松本から中越方面ですと篠ノ井線で長野へ向かうコースの方が所要時間は確実に少ないですが、中心を縦断するルートであえてこちらを選択します)。

糸魚川を経由して直江津まで日本海ひすいライン、長岡駅までJR信越本線特急しらゆきを乗り継いでいきましょう。

長岡駅で降りて、しばし街を散策。この日は雨がちでしたが、長岡の駅前通りは騒がしくなく、かといって人気がないわけでもなく、落ち着いた昭和の雰囲気を残す古き良き時代の商店街という雰囲気が漂っています。

夕方になってきたので小腹が空いてきた感じです。ベーカリー福泉堂さんでパンを購入してみました。

レトロな雰囲気のあるこちらのお店でコッペパンなどを購入。

シンプルだけれど小麦の味の美味しい、昔懐かしいパンの味を味わうことができました。

長岡の街を散策した後は、さらに下越方面へと信越本線で向かいます。足を伸ばせば弥彦神社などの有名な名所にもいくことが可能ですが、あえてJR羽生田駅で下車。

足を運んだのがこちらの椿壽荘です。

江戸時代の大地主、田巻家の屋敷であり、松井角平という有名な宮大工に3年半の月日をかけて建てさせた寺院風建築の家。

見事な細工の施された家の内装に加え、精巧な彫琢の施された仏壇など見事な家具や調度品が数多く展示されています。

しばらく庭の縁側に腰掛けて遥かな時間に想いを馳せたら今回の旅はこれにて終了です。

ぜひ一度中越地方に足を運び、現地の空気に触れ、旅情を味わっていただければと嬉しく存じます。